健康に関する本のブログ

花粉症が治ったよ!マンガでわかる体質改善

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今回は「花粉症が治ったよ!マンガでわかる体質改善」

作 佐々木 愛/監修 伊藤 龍一さんの本の要約です。要約をさっと動画で見たい方は、約7分半です。

文章で読みたい方は、こちら。目次でお好きなところからお読みいただけます。

花粉症の有病率は年々増えています。

1998年は、5人に1人が花粉症だったのに対し、2019年では2~3人に1人となっています。

花粉症を治す方法をはじめ、花粉に関する情報は世の中に数多く出回っておりますが、日本人の9割が信じている花粉症に関する常識は間違っています。

以下3つは、誤った常識の例となります。

①花粉症の原因は花粉である

②発症を予防することはできない

③1度発生したら完治は難しい

本書で花粉に関する正しい知識を取り入れ、日々の生活にいかしていきましょう。

花粉症が起こる仕組みって?

まずは、炎症についての説明から始めたいと思います。

花粉症とは炎症のことですが、そもそも炎症は何のために起こるのでしょうか。

炎症は体を異物から守ろうとする免疫反応として起こります。

炎症が適度に行われている場合は問題ないのですが、花粉症の場合、過剰にそれが起きてしまっているので問題視されています。なぜ過剰な炎症反応が起きてしまうのでしょうか。

答えとしては、体内に炎症物質が多く溜まっているからです。

炎症物質が体内に存在すると、花粉が入ってきた際に正しい炎症反応を起こすことができなくなるのです。

炎症物質はあなたが口にした食べ物の「ある成分」を元に体内でどんどん作られます。

その成分の名前は、「リノール酸」です。

つまり、花粉症は、食源病の扱いなのです。

さて、リノール酸はどんな食べ物に含まれているのでしょうか。

リノール酸を多く含む食材の代表は、植物油です。

この植物油のとりすぎが多くの炎症物質を生み、花粉症の原因になっています。

これらの油が普及し始めたのが、昭和30年代でした。食の洋風化や「植物油はヘルシー」という研究の後押しもあり、生産・使用量ともに激増しました。

しかし次第に油のとり過ぎによるデメリットもわかってきて、最近やっと「とりすぎはいけない」ことが世に提言されました。

つまり、リノール酸の摂取を控えることができれば、大量の花粉が飛んできたとしても、必要以上の炎症は起こらなくなるのです。

花粉症の原因物質、リノール酸を避けよう!

まず、栄養バランスが良くても、リノール酸が多く含まれている食べ物を摂取している場合、花粉症を治すことはできません。

1日の理想的なリノール酸摂取量は、6グラム以下と言われています。サラダ油に換算すると、約大さじ1杯半弱となります。料理をする際に使う油を減らせば良いの?と思った方もいると思いますが、違います。

そもそも植物油にリノール酸が多いのは、植物にリノール酸が多く含まれているからです。

なので、もちろん、野菜にも、お米にも含まれるし、植物を食べて育つ動物にも含まれます。

そのため、そもそも私たちの食生活には、油を使える余地はほとんどないのです。

油は徹底的に減らすべきなのです。

その中でも多くリノール酸が含まれているのは「加工食品」です。本書には、加工食品の例がいくつも載っていますが、あまりに多すぎるので、こちらでは割愛いたします。

代わりに、リノール酸を多く含む原材料の例を以下に記載するので、買い物の際に注意してみてください。

●〜油(脂)

●マーガリン

●ショートニング

●ファットスプレッド

●乳等を主要原料とする食品

花粉症改善の味方、善玉の油を取ろう!

炎症を起こすのも油、沈めてくれるのも油です。

炎症を抑えてくれる善玉の油は、魚やシソ科えごまなどに多く含まれています。

昭和30年代の和食は、この2つの成分のバランスが取れていました。

しかし、食習慣が変わって魚を食べる時も油料理が増えたことに加え、善玉の油は生臭く、酸化しやすく、高価なので、加工品にはまず使われていません。

だから現代の食習慣では、どうしても善玉の油が不足するのです。

花粉症患者は、体内の善玉、リノール酸の油のシーソーが傾いてしまっています。

健康な人は、善玉1に対して、リノール酸が1~4ですが、花粉症患者は、リノール酸の数値だけが高くなっています。

それではどのような食べ物を食べれば善玉の油を摂取することができ、リノール酸を排除することができるのでしょうか。

結論、魚料理を増やすことと、油はしそ油(えごま油)または、亜麻仁油を使うことをおすすめいたします。

魚は、リノール酸をほとんど含んでいないかつ、良質の油を摂取することが可能です。

油の方は、少し値段が高いですが、花粉症を治して薬代を浮かすことができればコストパフォーマンスも良いでしょう。

それでは最後に今日から始められる取り組みを紹介いたします。

1リノール酸を避けること

2善玉の油をとること

3卵、肉、乳製品を、できるだけ控えること

これらを実施することで、早い人で効果を感じるのは1週間、遅くても1ヶ月以内だそうです。

初めのほうは、買い物に少し時間がかかったり、献立を立てるのが難しかったり、我慢しなければいけないことも多々あると思いますが、それらを乗り越えたら、あの辛い花粉症を治すことができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

花粉症の原因は、花粉が体内に多く入ってきているからと思っていた人は多かったのではないでしょうか。

実は、食源病だったという事実に驚いた方もいると思います。

今までの花粉症対策は、薬を飲むことしかありませんでした。

しかし、花粉の量が増えていて、体内に入る花粉が多いから花粉症患者が増えているのだとしたら、自分の習慣を変えることで、症状を治すことが出来ます。

皆さん自身でコントロール出来るものですので、正しい知識を頭に入れ、今日の食事から改善していきましょう。

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