健康に関する本のブログ

乳酸菌だけでは足りなかった 腸内細菌のベストバランスが病気にならない体をつくる

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今回は、佐々木淳氏の「乳酸菌だけでは足りなかった 腸内細菌のベストバランスが病気にならない体をつくる」の要約になります。

著者は、土壌・腸内細菌研究科であり、これまで約20年間にわたって、細菌の研究をされてきました。現在では、ネパールの土壌改良のために、現地の土壌改良剤工場を建設中です。

腸内細菌は大事だと言われておりますが、その腸内細菌が腸で何をしているのかを答えられる人は少ないです。

日本の教育では目上の人が大事だと言ったものをそのまま鵜呑みにしてしまうことが多いことから表面的な理解に留まってしまうケースが多いのです。

なので、あらためて腸内細菌が腸で何をしているのかを含めた基本的な内容について要約をしていきます。要約の流れは、以下の通りになります。

腸内細菌はどこから生まれるのか

腸内細菌はどこから生まれるのでしょうか。腸内細菌の流入経路を理解することは裏を返せば、積極的に腸内細菌を摂取することにつながります。

腸内細菌は、部屋の中だったり、食べ物だったりとありとあらゆる場所に存在している菌からできています。ですので、実は普段の生活で無意識のうちに摂取しているのです。ただ、現在はコロナ渦ということもあり、あらゆる場所が消毒をされていて、菌が死んでしまっています。その結果、必要な腸内細菌の摂取がし辛くなっているのです。

「菌」と聞くと、悪いものだと捉えてしまうケースが多いと思いますが、人間の体にとって実は大事な役割を担っているのです。

人が健康に生きていくためには

人が健康に生きていくためには、体の中に“細菌”を蓄える必要があります。

色々な種類の細菌が体内にあることで病気や風邪になりにくくなります。では積極的に細菌を取り入れればよい気がしますが、現代は細菌が取りづらい環境になってきています。

ご想像の通り細菌は自然の中に存在します。自然の木や虫などに細菌がついているケースが多いのです。しかしながら、昔と比べて、食べ物につく虫を排除したり、木を伐採しコンクリートで埋めてしまうことが多くなっています。かつては自然と細菌が体内に入ってきやすい環境にあったのですが、現代ではそれが難しくなっているのです。

ですので、今までよりも積極的に自然に触れ合う機会を増やしていくようにしたほうが良いのです。

腸内細菌を元気にする方法

腸内細菌を元気にするためには、土壌細菌を飲むことをおすすめします。筆者は土壌細菌を飲み、痔が治ったり、快便になった経験があるそうです。

そもそも痔は腸内細菌のバランスが悪くなり、起きてしまう症状です。

ですので、土壌細菌を飲み、腸内の環境を整えることで、お尻の痛みがひいたり、排便した後の拭く回数が減ったりもするそうです。加えてオナラの匂いもほとんどなくなるそうです。

また別の観点ですと、土壌細菌を飲むことによって、風邪をひきにくくなったり、風邪になったとしても、症状が悪化しないで済むようにもなるそうです。

著者や著者の娘もかなり風邪をひきやすかったり、一度かかってしまうと2日は寝込んでしまう体だったのが改善されたのです。

腸内細菌のバランスの乱れが病気をつくる

まず、前提として、著者は、世の中の医者は腸内細菌について理解していないので、腸内細菌が原因の病気を治すことができないと言っています。

例えば、口からお尻の内側、外側にバリアをはり、病原菌から守っていたり、腸内ではガンに対抗する免疫とアレルギーに対抗する物質を作っていたりします。加えて腸内細菌がビタミンやアミノ酸を作ったりもしています。腸内細菌は、偉大なのです。

ですので、この辺りの理解のないお医者さんだと根本的に病気を治すことができないのです。では具体的に腸内細菌のバランスを整えることでどのような病気の予防になるのかを見ていきましょう。

例として挙げさせていただくのは、アルツハイマーです。結論からいうと、腸内細菌のバランスを保つことによってアルツハイマー予防につながると言われています。

具体的な仕組みを見ていくと、まず、人は脳に溜まったゴミは血管に運び除去します。

血管や血液の状態が良くない場合、このゴミが溜まっていってしまうのです。

そこで、腸内細菌の登場なのですが、腸内細菌をきちんと体内に入れてアミノ酸をつくることで、寝ている間に血管を綺麗にして血液をサラサラにしてくれます。

ですので、その状態を作り続けることができれば、血管、血液を良い状態に保つことができるので、脳内にゴミが溜まることがなく、アルツハイマーになる可能性を低くすることができるようになるのです。

まとめ

本日は、佐々木淳氏の「乳酸菌だけでは足りなかった 腸内細菌のベストバランスが病気にならない体をつくる」を要約してきました。

多くの人が腸内細菌は大事だということを認識していたとしても、なぜ大事なのか、どのようにして腸内細菌を摂取していけば良いかなど、今まで具体的に述べられてこなかったと思います。

その上で、腸内細菌がなぜ大事なのかを一言で述べるのであれば、病気にならないようにするため、健康でい続けるためです。

前述した通り、腸内細菌が70%の免疫を司り、それほど重要なのです。

また、腸内細菌の接種の仕方に関しては、基本的には土壌細菌を飲むことです。

それ以外で言うと、消毒剤や、食品添加物の摂取を控えて、腸内細菌にダメージを与えないことです。

今後さらに世の中が発展していくと、消毒剤、食品添加物の入った食べ物などが増えてくるでしょう。味が美味しかったり、安かったりするとすぐに飛びついてしまう気持ちもわかりますが、きちんと自分の健康を考えた時に正解の選択なのかを思考していただきながら、食選択などをしていただきたいと思いました。

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